DIYの余白
跡をひきつぐ家

住まいレポート 2017.04.11

今回は、北仙台のWさんの自宅をレポートしました。

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開放感のある部屋の中央に、お気に入りのソファを配置。無垢材の床と家具との相性がとてもよく、落ち着いた空間を演出しています。間取りを変えずにリノベーションをしたそうですが、現在の方が圧倒的に開放感があるといいます。
設計の段階で手を加えすぎないことで、自由にカスタマイズできる余白空間が多く生まれます

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「前の人のDIYをあえて残していきたい。」
そうして跡をひきついでいくことが、この住居のおもしろさにつながるのではないかと考えているそうです。

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お気に入りの家具や照明、小物などが、 日々の生活への幸福度を高めてくれます。
Wさんにとって自宅で感じる空間は家具がメインであるため、「家具が映えるように。」という思いでリノベーションされたそうです。

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書斎の本棚は、自分で好きな高さに取り付けDIYしたそうです。

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自身も施行に関わりたいという思いから、壁の塗装をこなしたそうです。Wさんが好きなブルーをチョイス。

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キッチンはステンレスの素材を使用しています。床を白く塗装することで、キッチンが広く感じられます。ステンレスという新しい素材にもチャレンジしています。

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空間の自由度が高いので、自分の好きなように家具や棚、照明の配置ができたそう。
いまでは毎日家に帰るのが楽しくなり、休日に家で過ごす時間も増えたそうです。

DIYの余白が多いこの家は、住まい手のふるまいにあわせ幾通りも変化します。そして、その足跡を残しながらまたひきつがれていくのです。

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種類マンションリノベーション
家族構成シングル
面積36.12㎡
エリア都心

設計施工 : 株式会社エコラ

撮影 : はま田 あつ美

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