食で育む
リラックス食堂
街レポート 2016.11.04
今回は、仙石線福田町駅の目の前にあるベルヴュコート仙台に併設されている「リラックス食堂」を紹介します。
「リラックス食堂仙台」とは、まちづくりにつながる「事業企画」「建築設計」「店舗運営」を手がけるUDS株式会社が運営している学生食堂で、現在は仙台、滋賀、広島、大阪で展開しています。
ベルヴュコート仙台は、2013年に予備校寮の一部を改装しオープンしてできたいわゆる学生会館と呼ばれるタイプのもの。1Rタイプの住戸、約140戸に東北大や東北学院大学などの大学生から受験生まで、たくさんの学生が生活しているそうです。入居者の割合は女性が6割と少し多め、オートロックやオール電化も魅力のひとつになっています。また、なんと言っても最大の魅力は福田町駅から徒歩1分で、仙台駅や多賀城にもアクセスが抜群です。
間接照明のあたたかなエントランスが入居者を迎えてくれます。
この建物の1階にある「リラックス食堂」では、学生に朝ごはんと夜ごはんを提供しています。
白を基調とした清潔感のある空間に、黒板に手書きで書かれたメニューやお知らせが楽しげな雰囲気。もともとマンションのエントランスだった部分も利用したひとつながりの広いスペースは、過剰にデザインをせずに、毎日学生がリラックスして過ごせる場所になっているとか。
配膳コーナー。写真右手のように、2つの定食から選べるようになっています。
朝食は午前7時から9時半まで、夕食は18時半から21時まで。
もともとエントランスだった部分も食堂の一部に利用。気分に合わせて場所を選べるのも楽しいポイント。
提供している料理のコンセプトは、『ココロとカラダにフィットする』だそうで、入居者の大半が10代という中で、「食を楽しむ気持ちを養ってほしい」というのは、店長の西木さん。管理栄養士スタッフが考案したバランスの取れた日々のメニューや「食育」を意識しながら、生産者とつながるイベントや、毎月のテーマに合わせたイベントも開催しているそうです。試しにリラックス食堂仙台のinstagramを覗いてみると、彩り豊かなおいしそうなご飯の数々。まさに飯テロ!
さらに2つの定食から選べる仕組みになっているので、もし住んでいたら毎日のご飯が楽しみで仕方ないだろうなと、取材をしながら思わずにはいられませんでした。
1週間のメニュー。朝晩ともに、2つのメニューが用意されているので迷ってしまいそう。また、部屋でも作れるミニレシピが持ち帰れるのも◎
スタッフのみなさん。入居者の学生との距離感を大切にしているのだそう。
残念ながら、現在は入居者のみが食べられるとのことですが、食べてみたい、入居者の方がうらやましいと思わせられる取材となりました。
種類 | 食堂 |
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家族構成 | - |
面積 | - |
エリア | 東部の田園エリア |
運営:リラックス食堂
設計:UDS株式会社
ベルヴュコート仙台