白のコントラスト
風と視線の通る家
住まいレポート 2017.12.18
仙台東部にお住まいのO様邸のレポートです。ご夫婦とお子さんふたり、4人でお住まいのOさま(以下、OさまのコメントはO:と表記)。本記事は設計者自らがインタビュアーでもあります。
ご主人の実家に近い住環境。ふたりめのお子さんが生まれることがきっかけとなり、中古物件購入+リノベーションで手に入れられました。
クルミの無垢フローリングと白、銀、透明。シンプルですが表情の異なる質感・光沢感の組み合わせ。照明の色温度を場所ごとに使い分けることで、より奥行きを感じられるように。白のコントラスト。
20畳を超えるゆったりとしたLDK。オブジェのような美しいキッチンとダイニングテーブル。キッチンと背面キャビネットは収納量も抜群で、普段からカトラリーや調理器具のほとんどを使い易く収納しておけます。
キッチンに立つお母さんからの目線。風も視線も通って気持ち良いです。
O:「1番気に入っているのは広いLDKです。キッチンから見渡せますし、友人家族とのホームパーティも楽しいです。家族が自然と集まって寛ぐ時間が長くなりました。」
多くの建具は引き戸を採用。水廻りは廊下からもキッチンからもアクセスでき、人も空気も回遊しやすいように。
O:「キッチンからバスルームが見えるのも良かったです。ガラスドアを採用したことで、子供がひとりで入浴していても、安心して料理を続けられます。」
玄関入った時の目線。2つの窓は光を通し、音は通しません。それぞれの個室内側からは視線を交わさないように工夫されています。
額縁に入れられた写真のようですね。
シンプルなトイレと玄関左のウォークスルー・シューズクローゼット。細部までご家族のこだわりが散りばめられています。
素材・質感・光沢感・照明のコントラストで、やわらかいメリハリの効いた家になりました。
O:「もともと拘りが強いほうで、家を持つなら自分で作りたいと考えていました。設計者と相談しながら1つ1つ決めて行く作業がとても楽しかったです。自分たちのライフスタイルに合った、且つ、こんな部屋に住みたい!という理想が身の丈にあった予算で手に入り大満足です。」
インタビューの最期、とても嬉しいひとことを頂きました
種類 | マンションリノベーション |
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家族構成 | ファミリー |
面積 | 68m2 |
エリア | 東部 |
設計:studio niko 笹本直裕
工事:エコラ
物件探し・不動産仲介:イーコンセプト
撮影:はま田 あつ美